海鮮酒房 むく庵 の日記
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お米の神様
2011.10.14
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飲食業というような仕事をしているとお客様には出来るだけ食べ物を残さず
きれいに食べていただきたいという思いがあります。
特に最近ランチで思う事。
どんぶりやお茶碗の中に米粒がたくさん残っていて、親に「米粒の中には神様がいるから
残したらだめなんだよ」って教わらなかったのかしら?と。
ちなみに私の場合米粒を残すとバチが当たって目が潰れるよって言われたような。
まぁどちらにせよ食べ物を大事にしなさいという事です。
そして不思議な事に米粒に限らずあまりきれいな食べ方をしない年配の方が多い。
私の親の世代やもう少し下の世代も昔食べ物に苦労された方は多いと思います。
だからこそ子供にこういう事を教えたのだと思うし自分達が何より食べ物の有り難みを
わかっているからこそだと。
なのに忘れてしまったんでしょうか。哀しいです。
逆に最近20代の若い人達の方がきれいに食べます。思わず嬉しくなっちゃいます。
若いのにえらいなぁって。
そうそう1粒に居住しているお米の神様の人数はまちまちのようです。
ちなみに主人は3人と言われたらしいけど他には七福神から7人という説、
米を作るのに八十八の手間がかかる事から88人、100人という説も。
何にせよ食べ物を大切に、という事。