海鮮酒房　むく庵 | 日記 | 厄年

先日学生時代の同級生がお店に来てくれカウンター越しに話しをしていたら

男の友人がもうすぐ厄年なんだ、というのでそういえば男性は４２歳の本厄が一番大変

だっていうよなぁと思い出しました。

私はといえば３０前半の厄から本当に去年くらいまで様々な事がありました。

やっぱり一番は体を壊した事です。

それまで大病をした事がなく丈夫な事だけが自慢だったのに前のお店を開店して２年目の

夏にお腹が痛くて痛くて夜中に救急病院に行ったら大腸に穴があいて腹膜炎をおこして

いるので即入院、手術ですと言われました。が・・・実はその救急病院というのが

その界隈では有名な行ってはいけない病院だったのです。

でも夜中だし家から近いので痛みを堪えて自分で自転車で行ったんですがそれが失敗でした。

そのまま入院する事になったんですが本当に主人とお客様には迷惑をかけました。

主人が仕方なく１人でお店をやる事に。仕込みだけでも大変なのに掃除、買い物と

私がやっていた仕事まで全部１人でこなさなければならない訳です。

当然片付けもいつもの倍。早めに閉店してもいつもより遅くなる事も。

さらにその年は去年の夏なみの猛暑で体力を奪われお見舞いに来る度に痩せはしないんだけど

やつれていく姿を見ると早く治して復帰しないと主人のほうが死んじゃうよ～って。

お見舞いにきてもあまりの疲れで口も聞かず私のベッドで仮眠。どっちが病人？みたいな。

ある意味有名な病院。手術後、何とか順調にいってたのですが（色々と細かい事を言い始めると

キリがない！）最後お腹に入れた管を抜く時期を担当の院長と若い先生が話していたんですが

翌日から院長は夏休みという事で若い先生に任せる事に。

その翌日だったかな、先生いつ抜くんですかって私が聞くと若い先生はう～ん、どうしようかな。

抜いちゃおうかって。ホントに大丈夫かぁ って思ったけど一応医者ですからね。

案の定、多分それが原因で感染症をおこし１週間くらい毎日９度の高熱。毎日解熱剤。

死ぬかと思った。それがなければもうすぐ退院という感じだったのに。

しかも管を抜いた部分の傷口の肉が盛り上がってこないために中々ふさがらず

あろう事か傷口をむりやり麻酔もなしでえぐって！あまりの痛さに止めて下さいって叫んでも

しらん顔！痛みと怒りで涙が頬を伝って今思い出しても腹が立つ。その時の先生は患者が

痛がっているのを見て楽しんでいる様子でした。尋常じゃないですよね。

このままこの病院にいたら噂通り殺されると思いまだ痛みで歩ける状態ではなかったけど

無理やり退院しました。その後は知人に紹介してもらった個人の内科に毎日通院して

管の傷口も毎日消毒するだけできちんと治りました。

大腸の内視鏡検査も前出の病院では検査前に飲む大量の下剤薬（ポカリみたいなもの）

は常温なので中々喉を通らないし検査は院長！がやったんだけど内視鏡であれ？おかしいなぁ

とか言ってあちこちを無理やりつっつきあまりの痛さにこの検査２度とやりたくないと。

でもその後の通院の内科で病後の状態を見るためにもう１度検査を。

すごく憂鬱だったけどまず渡された検査前に飲む下剤は冷蔵庫で冷やして飲むと

飲みやすいと。びっくり！ホントに飲みやすい！何だったの、あの死ぬ思いで飲んだのは？

そして検査。えっ？もう終わりなんですか？っていうくらい全く痛みもなくスムーズ。

これだけ医者によって違うんだというのを身をもって体験。医者は自分で選ぶべし！です。

あまりに痛すぎる勉強でした・・・

この時の病名が「憩室炎」。その２年後かな。やっぱりお腹に違和感を感じて熱を計ったら

高かったので炎症をおこしてるなと思い病院へ。

この時は発見がまだ早かったので通院の点滴３日間で済んだけど大事をとって連休に。

その後も１年前に甲状腺の機能低下という一生の病気もついてきたし・・・

本当に思い返すと散々な３０代でした。

でも逆に考えれば本当に体の事を考えるきっかけになったしこれから４０代に向けて

健康でいられるかなと。

お店も移転して再出発だしバリバリ頑張ります！

厄というのは私自身気にしていなかったけど厄だから何かがあるというのではなく

身体の変調期なのかなって思うんです。何もない人ももちろんいるし。

ただ食生活とか睡眠とか体に気をつけるというのは大事だと思います。

そのうえで気になる人は厄除けに行くもよしだと思います。

ちなみに入院期間も含め２ヶ月くらいお酒を飲んでいなかったし退院してからも

飲みたいという欲求がまったくなく！このままお酒やめられる？って思ったけど

気のせいでしたぁ（笑）

それにしても雪！天気予報のうそつき！